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明日の「くにたち」をみんなで創る会より発行された

「国立いい風NEWS」新春号より

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  <<新春対談>>

 しまづ隆文氏に聞く

(明日の「くにたち」をみんなで創る会 重野和夫会長)   

 

 【今、国立市は「3つの危機」を抱えています!】

 

重野会長 − 『明けましておめでとうございます。初詣は行かれましたか。』

しまづ − 『おめでとうございます。ここ20年毎年、谷保天満宮にお参りに行っています。

       長女の国立高校の入学祈願の時などは三賀日とも行きました。

       お蔭で合格しました(笑)。』

重野会長 − 『早速ですが国立市の市政は大変問題を抱えていると思います。

       長いこと自治体経営、まちづくりのエキスパートとしてやってこられた視点から

       どう捉えているかお聞きしたいです。』

しまづ − 『ちょっと長くなりますが整理してみました。国立は「3つの危機」を抱えていると

       考えられます。

 _燭箸い辰討癲峪垪眄」の危機です。

台所が全く火の車になっており、予算は実質的に縮小し、例えば各種補助金の削減が様々に

行われているのが実態です。市民のサービスがかなり低下しています。

にも拘らず歳出は野放図です。

職員の給与の高さは多摩ワースト2(国の職員給与と比較するラスパイレス指数で102.8)で、

特に給食や保育の技能労働職は都より30%余高い(平均43万円(都)/平均52万円(市))

という実態にあります。

他方で歳出努力も不十分です。都や国への補助金確保の働きかけや広告収入努力なども

殆んどなされていません。行政経営の基本を知らないのではないかと歯がゆいばかりです。

債務残高397億円(市民ひとりあたり54万円)で、財政の困難度を示す経営収支比率も

多摩26市のうちでワースト2となっています。夕張市のような再建団体転落の危機がないとは

絶対に言えません。

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 2つめは「まちづくり」の危機です。

いまの国立の市政は凡そまちづくりに対しては否定的です。

反インフラ整備のスタンスに立ち、市の人口も「上限を最大8万人とする」として

新たな住民の転入を拒んでいるようです。

平成18年の予算議会で現市政は「減築の思想」なるものを提唱し、「つくる」方向ではなく

「壊す」「縮む」方向が今後の取るべき都市再生の途としました。驚くべきことです。

南部地域の未整備や救急車や消防車が入れない狭隘道路の多さ、

国立駅東側の危険なガード道をこのまま放置していいと考えるのでしょうか。

 3つめは「市民参加」の危機です。

市民参加は地方自治の基本です。現に国立市は市民参加の歴史をいくつも重ねてきています。

しかし現市政での市民参加の形は混乱と批判を生んでいます。何故なのか。

行政に必要な「スピードとコスト意識」が著しく無視されているからです。

またいわゆる「プロ市民」といわれる一部の偏ったメンバーで構成されているからです。

更に問題なのは今の市民参加方式では行政責任の不明確化をもたらすということです。

「いま市民に広く意見を聞いていますから」と多くの政策決定が先延ばされています。

例えば駅周辺まちづくり論議は8年越しとなっても市の施策として提案されません。

市民参加というカードを盾に、市長としての行政責任を放棄してきているのです。

 

 

 

 【文化のブランド都市 No.1をめざすことです!】

 

重野会長 − 『なるほど。改めて問題点を整理してみると、

          なんとしても早期に市政を早期に変えなければいけないと痛感しますね。

          私も国立市の教育委員会を経験して「落ち着いた風格のある街・国立」を

          つくりあげるべきと考えてきました。』

しまづ − 『国立は5つの点で改革をしていくべきと考えます。

        財政、福祉、まちづくり、教育文化、そして市民参加です。

        それは国立に送りたい5つの風というべきものですが、

        その改革の目標は「文化のブランド都市No.1をめざす」ということでしょう。』

重野会長 − 『「ブランド都市くにたち」づくりですね。確かに国立市には歴史も教育文化も

          景観も、全国に誇るべきものがいっぱいあります。

          そのブランド性は国立市民の財産としてさらに育み受け継いでいきたいものです。

          その場合、環境を大切にするという視点も欠かせませんね。』

 

 

●混乱財政を立て直し夕張にしない 〜 財政にいい風を!●

重野会長 − 『具体的には何をすべきか。第一は財政再建でしょうか。』

しまづ − 『そうです。市政の基盤たる財政の立て直しを徹底していくことです。

        その基盤が脆弱ではとてもブランド都市をめざすことなどおぼつかないからです。

        まず歳出面ですが、高い市の職員給与を見直すため給与の改正を行うべきです。

        ついで事務事業のコストを見極め、民間委託などでサービスのアップと

        効率化を図ることです。

        他方で歳入面では増収努力、企業誘致や国・東京都への財源確保の

        積極的働きかけは当然です。

        そもそも国や都の財源のの多くは基礎自治体たる市町村がもつべき財源です。』

重野会長 − 『この国立を第2の夕張にしてはいけません。

 

●365日24時間安心のしくみをつくる 〜 福祉にいい風を!●

重野会長 − 『人生50年から今や人生90年という時代になりましたね。

          高齢化の進むなかで、福祉の課題はとても大事です。』

しまづ − 『例えば高齢者や障害者が安心してくらせる

        365日24時間の緊急対応体制をつくることが大切と考えます。

        北のアパートで孤独死したお年寄りがおりました。孤独死や徘徊老人の課題、

        虐待やねたきり老人の問題など心配の種はつきません。

        行政だけでフォローが担いきれない実態をふまえ、

        地域ボランティアなどの積極的な活用策も工夫し、

        高齢者、障害者にやさしいまちづくりを進めなくてはいけません。』

重野会長 − 『私は母校である国立一中の教頭をした経験もあります。

          子どもを大切に育てることも大きな課題です。

          子どもは家庭と社会の「宝」ですよ。』

しまづ − 『少子化でこのままの減少傾向が続くと500年後の日本人口は

        縄文前期の10数万人になるとの予想もあります。

        子ども医療費補助の拡大や小児救急医療体制の充実などと併せ、

        不安なく子育ての出来る街にしなくてはなりません。

        365日24時間安心の保育の整備を進め、一時保育・休日保育の充実、

        学童保育の充実、育児休業制度の活用を図ることです。

        365日24時間の緊急体制づくりは、女性のドメスティック・バイオレンス(DV)などを

        防ぐためにも進めなくてはなりません。』

重野会長 − 『安心安全のまちづくりも大事ですね。安心安全条例を否定したり学校の防犯

          カメラを監視カメラだと難色を示す現姿勢では子どもの安全は守れません。』

 

●街をリ・デザインする 〜 まちづくりにいい風を!●

重野会長 − 『まちづくりにちうてはどう進めるべきですか。

          特に南部地域の人たちは狭くて危ない道路がいっぱいあることに

          大変憤っています。とても風格のある街などとは言えないぞと。』

しまづ − 『南部地域の整備などを早期に行い住環境のアップを図るとともに、

        ハイテク企業などを誘致する工夫が必要でしょう。

        本年19年度には圏央道の埼玉方面からの開通もあり、

        中央高速の国立ICは東京の西の玄関というポテンシャルが高まるのです。

        国立駅周辺リ・デザイン計画(駅周辺総合まちづくり計画)も

        策定しなくてはいけません。

        JR高架化後の国立の顔のイメージアップと北と南の商店街の一体的発展を

        期していくことです。この計画は現市政が放棄してしまっているものです。

        また国立の街には花が似合います。環境にやさしいという視点から

        道づくり・花づくり計画として大通りの整備を進める一方、

        周辺地区の狭隘な小通りの整備を図ることです。』

重野会長 − 『そうすれば一層、暮らしやすさと国立のブランド性が高まりますね。』

しまづ − 『はい。それにブランドと言えば、農商業の振興も国立市の最重要ポイントです。

        国立ブランド・ビジネスプランなどといった幅広い農業、商工業の振興策を進め、

        国立特産の農作物などの開発、一橋大などとの産学公連携での

        文教ビジネス・インキュベーター(孵化)機能の支援など

        工夫の余地は少なくないでしょう。』

 

●次世代に教育文化のブランドを贈る 〜国立文化にいい風を!●

重野会長 − 『私は教育に長く携わった者です。教育文化は国立の“命”だと思っています。

          この街の教育や文化の素晴らしい歴史を踏まえるとともに新しい

          国立文化をつくり、次世代への贈り物としていかなくてはなりません。』

しまづ − 『おっしゃるとおりです。「国立にいい風を!」として外国都市との姉妹都市交流の

        可能性を追求するとともに地方都市との交流も進め、

        子どもたちにいい文化環境をつくりたいですね。

        文教振興としても市内まるごとキャンパス構想を考案し、一橋大学など

        市内大学との文教アカデミー・ネットづくりとその地域還元策を展開する。

        また国立の文化・教育・観光のトライアングルプランを策定し、

        国立発の文化イベントや市民による文化メセナ活動を進めていく。

        そういった地域まるごと文化構想も楽しいことでしょう。』

重野会長 − 『家庭と学校教育の改革。これにも力を入れていく必要がありますね。』

しまづ − 『公共心、しつけなど社会的ルールを守り守らせる家庭・地域づくり、

        地域や日本の伝統文化を重視する教育は大事なことです。

        「確かな学力」の育成、教育の資質の向上など学校教育の更なる改革も課題です。

        それにスポーツを通じての子どもの交流、世代間交流をすすめることも大切ですね。

        ちょうど多摩国体(2013年)や東京オリンピック(2016年)が予定されていますしね。』

 

国立の自治ルールを再生する 〜 市民にいい風を!●

重野会長 − 『市民参加は地方自治の基本です。しかし偏った一部の意見だけでなく、

          幅広い「声」を聞き入れる国立の自治ルールをつくることが肝要ですね。』

しまづ − 『一部に偏らない市民参加のしくみづくりと首長の責任の明確化、コスト意識や

        行政の迅速化を考慮した新しい自治のしくみをつくっていかなくてはなりません。

        そういえば今年からは大量の団塊の世代が退職します。

        この人たちの地域でのデビューに照準を合わせ、そのパワー活用を図ることですね。

        かくいう私も口うるさい団塊世代の走りですが(笑)。』

重野会長 − 『「市役所改革」はどうしたらよいのでしょう。最近では管理職試験の

          受験者がゼロ!というほど国立市の職員は沈滞していると聞きます。』

しまづ − 『市役所は地方自治のシンクタンクとも言えます。アイディアと風通しのすぐれた、

        やる気の出る市役所づくりは自治体のもう一つの基本です。

        「クリーン市役所」づくりも大事で、不正のない透明な市役所と

        していかねばなりません。これも国立の改革に不可欠なことです。』

重野会長 − 『長い時間ありがとうございました。

          「文化のブランド都市くにたち」の構築に向け、お互いいい年にしたいものです。』          

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      明日の「くにたち」をみんなで創る会        

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